0309日経

2・3面普天間移設問題

結局マニフェストで移設案を検討し直すなんて言わなければよかったのではないでしょうか。安全保障や日米同盟もあるし、よく考えればそう簡単に変更できないということくらいわかるでしょうに。
・・・まあ後付けの意見ですけど。

今後の流れを予想してみました。
米と連立与党が同時に納得できる案がないのなら、残り時間を鑑みても、単純に相対する規模を鑑みても首相は米の意向に沿うべきでしょう。それを前提に考えてみます。
すると「絶対国外・県外移設」を主張していた社民党は連立を取りやめるでしょう。(そうでもないのだろうか。)
また、県内移設で固まっていた移設案を再考するといって、ぬか喜びさせたあげく結局県内移設で変更なしということで、全国単位でも首相の信頼度がガタ落ちになるし特に沖縄県民の期待も裏切ることになり参院選にかなり影響がでるだろう。
この後は参院選での国民の評価如何で決まるでしょう。
参院選でなんとか(社民党除いて)過半数をキープできたらセーフ。しばらくは首相の首は飛ばないでしょうが、党と政府の関係がギクシャクして政策決定が上手くいかなくなりそうです。今でさえ小沢氏の顔色を伺っているところなのに。
参院選で(社民党除いて)過半数に達しなければ当然鳩山は辞任になり、No.2と思しき(実際どうなんだろう?)小沢氏が首相になりそうですね。(実は他に首相を立ててまた傀儡にする気とか・・・?)

・・・と考えると、個人的には小沢氏よりは鳩山氏の方がましだと思っているので、(しばらくは)鳩山氏に続けてもらうために民主党に票を入れたい、という気がします。


・・・これほど選挙に関心を持った(持てた)のは初めてかも知れない。今夏の参院選で選挙デビューか!?


※安保改定時の密約書があったと小さくでていました。さて内容はなんなのだろう。



1・3面年金改革

現在の3階建ての年金制度を最低保障年金と所得比例年金の二本立てに改革しよう、という話です。

今回は改革の内容云々ではなく、改革の手法自体について意見を述べたいと思います。
民主党は年金改革を参院選の争点にしたいということでした。
しかし、参院選の争点にするということは、自民党と意見を対立させるということでしょうから、もし今後自公政権に戻ってしまえばまた改革がチャラになってしまう、ということではないでしょうか。
私が不安に思っているのはこのことです。年金改革制度は数十年単位で行う改革、ということなので、また振り出しに戻ってしまえば全く改革が進みません。
自民党にしてみれば、最近影が薄いだけに(思い込み?)、年金改革を争点にしてしまえばまだ得票の機会が出てねじれ国会が狙えます。なので自民にしても願ったりでしょう。


どちらも政権奪取に奔走して本来の改革がなおざりになってしまいそうです。
ここは両者冷静になって、欧米諸国では実現している超党会議なるものが必要なのではないでしょうか。



27面消費増税コラム

東大教授が年金改革にからめて消費増税の必要性について語っていました。
曰く、
「今の財政赤字の主原因は社会保障である。歳出を減らすのはもはや難しいので、消費税を増税して歳入を増やすしかない。
消費増税で心配なのが景気への影響であるが、少子高齢化社会の現代で老後の不安を解消してくれる社会保障が充実するのであれば消費増税の影響は軽減される。
消費税増税による歳入増加分は社会保障に充てる、社会保障増税だ、という国民の理解が得られれば増税の機はそのときだ。」


とのことです。確か。なるほど理に適っている、と思いました。
疑問
欧米先進国の消費税の水準はいくらなのだろうか。確かもっと高かったはずですが・・・。





新聞日記を書いていると、自分が気に入るか気に入らないかで批判読みをするか同化読みをするか決めてしまっているので、今度からはできるだけ流動的にしていこうと思います。